お問い合わせ

トップ / お知らせ

Lumiq、留学生が地域企業の課題を解決する「課題解決型インターン」構想を発表、静岡大学 漢語使者研究室と意見交換会を実施企業の困りごとを、留学生が言葉の力で解く。学生の声から生まれた試作を、静岡大学で検証

静岡大学で行った意見交換会の様子
静岡大学で行った意見交換会の様子(2026年10月20日)

株式会社Lumiq(本社:東京都渋谷区、CEO:大島康平、以下「Lumiq」)は、地域の企業が困りごとを課題として出し、留学生が選んで取り組む「課題解決型インターン」の構想をお知らせいたします。

2026年10月20日には、静岡大学 人文社会科学部 張盛開教授の漢語使者研究室(漢使研)と意見交換会を実施しました。研究室の学生が参加し、画面の試作と修了証の見本に触れながら、使う立場から意見を寄せました。

また、最初の取り組みに向けて、静岡県内の企業から、困りごとのご相談を本日より受け付けます。

■「課題解決型インターン」構想の概要

  • 仕組み:地域の企業が困りごとを課題として出し、Lumiqが課題にまとめて掲載。学生は課題を選んで応募し、企業が採用を決定
  • 対象の学生:留学生を中心とした学生
  • 活動資金:課題ごとに、企業が活動資金を提供。額は企業が決定
  • 課題の範囲:何をどこまでやれば終わりかを、企業と決めてから掲載
  • 修了後:学生には、取り組んだ企業の名前で出す修了証と、何を、誰に向けて、どの言語でしたかを書いた詳しい記録。企業には、取り組んだ内容と成果物をまとめた報告
  • 現在の段階:構想と画面の試作。最初の企業とともに形にしていく
課題解決型インターンの仕組みの図

■背景

外国人と働く職場が増える静岡県。現場は手探り

静岡労働局が2026年1月30日に発表した「外国人雇用状況」の届出状況によると、静岡県で外国人を雇用する事業所は10,967か所(2025年10月末現在)。前年から7.2%増え、届出が義務化された2007年以降で最も多くなりました(※1)。川根本町で漢使研が行った聞き取りでは、町内の企業の方が「私たちも手探り状態」と答えています(※2)。

現場で生きる留学生の力。企業と出会う機会は、まだ少ない

同じ聞き取りでは、「留学生たちの力を借りて研修生らの考えていることや好みがわかってよかった」という声もありました(※2)。一方で、留学生が自分で企業を訪ね、言葉を生かせる仕事に出会うのは、簡単ではありません。

この二つをつなぐため、Lumiqは、企業の困りごとを課題として掲載し、留学生が自分で選んで取り組む「課題解決型インターン」を構想しました。

※1 静岡労働局「静岡県の『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(令和7年10月末現在)」 https://jsite.mhlw.go.jp/shizuoka-roudoukyoku/content/contents/002549594.pdf

※2 静岡市「令和6年度 しずおか中部連携中枢都市圏地域課題解決事業 研究成果報告書」 https://www.city.shizuoka.lg.jp/documents/8798/r6houkokusyo.pdf

■学生の声から生まれた試作を、意見交換会で学生自身が試す

Lumiqは2026年9月、漢使研の学生とオンラインで話し、使う立場の声を伺いました。そこで出た声をもとに、修了証の見本とスマホの画面の試作をつくりました。そして10月20日、静岡大学 静岡キャンパスで意見交換会を開き、学生に実際に触れてもらいました。

画面の試作では、課題を選んでから修了証が届くまでを、スマホで進められます(画面の中の課題と企業は、すべて想定です)。

画面の試作の図

意見交換会では、学生から次のような声が寄せられました。

  • 修了証に働いた企業の署名や印鑑があれば、学校や企業に証明としてそのまま出せる
  • 課題ごとに応募の条件(翻訳なら日本語の力の目安、デザインなら以前に作ったものなど)が先に分かれば、自分にできるかをすぐに判断できる
  • クエストのように、何をすれば終わりかがはっきりした課題なら、自分で選んで取り組みやすい
意見を伝える学生
意見を伝える学生。奥は張教授、Lumiqの大島と関根

この声を受けて、修了証は、学生が取り組んだ企業の名前で出す形にします。ほかの声も参考に、仕組みを詰めていきます。

画面の試作をスマホで試す学生と張教授
画面の試作をスマホで試す学生と張教授

■静岡大学 人文社会科学部 張盛開教授のコメント

町の方々に成果を報告する漢使研の学生
川根本町での合宿で、町の方々に成果を報告する漢使研の学生

「外国人のイメージアップは我々自身がする。我々の力で地域に貢献する」。この言葉に共感し、ついてきてくれた多国籍の学生たちが、地域連携プロジェクトに力を尽くしています。その努力に見合う支援や評価が十分に得られない現実を変えたい。Lumiqさんと共に、言語力を活かした地域貢献が将来につながる仕組みを育て、学生が生活のためのアルバイトに追われず、地域への理解とつながりを深められるよう、漢使研で力を尽くします。

■株式会社Lumiq CEO 大島康平のコメント

Lumiq CEO 大島康平
Lumiq CEO 大島康平

意見交換会では、学生たちから、実際に使う立場ならではの具体的な意見をたくさんいただきました。学生たちがこれまでに作ってきた多言語の資料やデザインも拝見し、その力の高さと、まっすぐに取り組む姿勢に驚かされました。

Lumiqは「自己表現を社会の価値にする」をビジョンに掲げています。学生たちが自分の力で形にしたものが、地域の企業の課題を解き、社会の価値になる。その場をつくるのが、この構想です。

社内だけでは手が届かない困りごとがある企業の方は、ぜひご相談ください。

■本日より、静岡県内の企業からのご相談を受け付けます

「こんなことを、留学生に頼めたら」

  • 外国人スタッフに、母語で困りごとを聞いてまとめてほしい
  • 掲示やマニュアルを、スタッフの母語にしてほしい
  • 外国人スタッフ向けの案内をつくりたい

そんな困りごとを、課題としてお寄せください。何をどこまでやれば終わりかは、ご相談しながら一緒に決めます。

まずは静岡県内で、最初の一件を一緒に形にしませんか。

■今後の展開

まずは最初の一件を形にします。その中で、学生と企業の声をもとに、応募の条件や修了証、記録の形を整えていきます。

■静岡大学 漢語使者研究室(漢使研)について

漢使研(静岡大学人文社会科学部漢語使者研究室)とは中国をはじめとするアジアの言語・方言や無形文化を研究している研究室です。フィールドワークを通じた生データの収集を重視し、地域の言葉や語り、歌、民俗芸能などの記録・分析・保存と、その成果の発信に取り組んでいます。

また、研究・教育の成果を地域社会につなげる活動として、多国籍の学生による「地域課題解決隊」を結成。フィールドワーク手法と自前の言語力を活かし、静岡県内の地域と協働し、多文化共生の推進、伝統文化の魅力発信、多言語対応のサポートを行っています。2024年度からの2年間は、しずおか中部連携中枢都市圏地域課題解決事業として、川根本町と外国人住民の住みやすさ向上に取り組みました。

漢使研指導教員:張盛開(ジャン・シェンカイ)

静岡大学人文社会科学部教授。聞き書き語りの森研究所(話林研)所長。専門は中国語学、無形文化言語学、多文化共生実践。

■会社概要

  • 会社名:株式会社Lumiq(Lumiq Inc.)
  • 代表者:CEO 大島康平
  • 所在地:東京都渋谷区恵比寿西二丁目8番4号 EX恵比寿西ビル5階
  • 設立:2025年12月
  • 事業内容:外国人ワーカーの定着支援(TOMO、TEGIWA、宿しごと研究所)、まちのお店の集客と仕組みづくり(MANEKITE)、メーカー商品の販路づくり(SUISHA)
  • Microsoft for Startups、NVIDIA Inception、AWS Activate に採択(いずれも2026年10月)
  • URL:https://lumiq.co.jp
  • メール:info@lumiq.co.jp
Contactお問い合わせ 事業のご相談、取材、一緒に働くことについて、お気軽にご連絡ください。